個性的なウェディングブーケをオーダーされた花嫁さまは、結構印象に残っているものです。
そのような花嫁さまは、お花やデザインにとてもこだわりがありますので、お花の御用がある時にはよくオーダーをくださいます。
今回は、ご友人のBar の開店2周年の御祝い花。
「お店の雰囲気に合うよう、小豆色の渋いアレンジメントを作って欲しい。」というオーダーでした。
「小豆色のお花」とお聞きして、ワインカラーのお花をイメージしたのですが、ワインカラーではないとのこと。
さて、小豆を頭に思い浮かべて、今市場にあるお花を考えてみる。
しかも、「渋くてカッコイイお花」がご希望です。
今日の花市場で唯一「小豆色」かなぁ~、、、と思えたのは、シンビジュームの「モカ」。
パフィオがあれば、エンジ色のパフィオでも良かったのですが、ありませんでした。
フィロデンドロンのレッドダッチェスという大きな葉があるのですが、その葉の裏側が「小豆色」だったなぁ~と思って、予め注文で入荷させていただきました。
私の中での「カッコよく」は、クラシカルなものよりスタイリッシュでモダンなアレンジメントです。
ご依頼主は赤いバラはイメージされていなかったと思うのですが、Bar のカウンターに置かれる酒瓶をイメージしたときに思い浮かんだのが、バーボンウィスキーの ‘Four Roses’ のラベルでした。(私自身は全くお酒は飲めないのですが・・・)
個性的なものが大好きなご依頼主さまですから、先日の沖縄の山取りのギンネムの実も入れちゃいました。
さてさて、お気に召していただけるでしょうか。