水仙というと、何だか地味な感じがして、以前はあまり好んで買うことがなかったです。
また自分の誕生月の花が水仙だと知って、子供の頃はがっかりしたものです。
でも、長い間この仕事をしてきますと、そんな地味な花の魅力も見え方もずいぶんと変わるものです。
また、ひと口に水仙と言っても、日本水仙のような和のイメージの強い水仙から、
海外から輸入され定着した洋花の雰囲気を持つ水仙まで種類はいろいろあります。
とは言いましても、日本水仙と言われる水仙も中国からの渡来。
こちらは、daffodil(ラッパ水仙)でお作りいただいた花束です。
この種の水仙も花の中心部分(副花冠)が黄色いもの、白いものがあります。
ラッパ水仙は、full bloom の状態で花びらを傷つけずに組むのは、少々難易度が高いですね。
こちらは房咲きの水仙で、ひとつひとつの花は小さくて可愛い。
たくさんの種類の小花と組み合わせると、この繊細な水仙の良さが引き立ちます。
春の香りを運んでくる水仙。
ぜひレッスンでも使っていきましょう。